本当に髪にいいシャンプーを自分で買ったぜ

本当に髪にいいシャンプーを希望する。「へ?」ねぇ、心当たりは?「さあ。私あまりそーゆー物へ、関心持たずで…」頼りにならぬわぁ。

「うぅ、でも今ご使用中の物は?」そりゃあるけど…。ほら、長年使ってるから、飽きが。「それこそ、本当に髪にいいシャンプーでは?」ん?

「つまり、身近な物こそ素晴らしく、今の奥様を保つ秘法では?」む…つまり、現状維持こそ必須?「ええ」馬鹿。飽きた故、変えたいって事よ。察して頂戴。

「そんな理由、酷過ぎやしません?」は?「狡兎死して走狗烹られ、高鳥尽き、良弓蔵る…漢代の名将、韓信が最後に残した言葉です」范れい様じゃ?

「どちらにせよ、用済み?本当に髪にいいシャンプーさえ手に入れば…私も…」ちょ、考え過ぎ。流石にそこまで考えちゃありません。

つーか、本当に髪にいいシャンプー希望なだけ!いや、自分で買う。貴方の助言を求めた事がミス。失敗!

「早くも用済み?」当然でしょう。「う、切なすぎ…」とにかく、私は自分のやりたい事をやる。